法整備支援とは?

法整備支援

法整備支援の意味

読んで字のごとく、法の整備を支援することです。

「法整備支援」という言葉はJICA(独立行政法人国際協力機構)を中心に広く使われていますが、日本政府や法務省は「法制度整備支援」、日本弁護士連合会では「国際司法支援活動」という言葉を使っています。

主体、客体、支援内容に差異もあるかも知れませんが、概ね「日本の組織が開発途上国の法制度(法律そのものや、法の執行体制や司法制度、司法利用の利便性を含む)の改善を支援すること」と捉えていいと思います.

ここでは便宜的に「法整備支援」で統一します。

法整備支援を実施している機関

法整備支援を実施している日本の主だった機関といえば、

・JICA(独立行政法人国際協力機構)

・法務省(法務総合研究所国際協力部:ICD)

・UNAFEI(国連アジア極東犯罪防止研修所。日本と国連との共同運営機関)

・日本弁護士連合会

が挙げられます。

名古屋大学(法政国際教育協力研究センター:CALE)や慶應大学(大学院法務研究科グローバル法研究所:KEIGLAD)をはじめとした大学の機関も学生の教育・交流を通じた法整備支援を行っているといえるでしょう。

私が関わっている法整備支援について

私はJICAの長期派遣専門家として、2017年~2019年まで、ネパールに2年間赴任しました。

派遣先は法・司法・国会省(Ministry of Law, Justice and Parliamentary Affairs)です。日本でいえば法務省にあたります。

現在は、日本に帰国し、法務省(法務総合研究所国際協力部:ICD)に所属して、法整備支援活動に携わっています(非常勤公務員ですので、普段は弁護士業務がメインです)。

また、日本弁護士連合会(日弁連)の国際交流委員会の法整備支援の部会に所属し活動しています。

上記4つのうち、3つの機関に所属して活動している(あるいは経験がある)ことになります(UNAFEIはICDと近しい組織ですが、所属経験はありません)。

それぞれの機関と活動には特徴があります。大変意義深く、また楽しい仕事ですので、これからご紹介していきたいと思います。

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石﨑 明人

石﨑 明人

AKITO ISHISAKI
弁護士 Attorney at Law(Admitted in Japan)